上位シードはもちろん、下位シードやノービス、新しくジムカーナを始めた方まで本当に多数います。
5年くらい前にDRZが流行りだした頃には、DRZを持ち込んだA級田中選手がHPでセッティング情報やモタードのジムカーナでの乗り方を公開していて、多くの選手が参考にしていました。
この時は誰が見てもモタードトップで開拓者の選手が書いていたのですが現在は閉鎖されていますし、ハスクのデータはありません。
では現在のハスク乗りだとA級に二名います。
09SM450Rの八咫烏さん
ジムカーナの大御所ぶん田さん(SM250R→TE310)
しかしDRZの田中さん程に細かく公開しているわけではありません。
この二人がいるのに下手に私なんかが書くのは憚られるのですが、ノービス選手に色々聞かれる事も増えてきたので、あくまで私個人のデータと考え方でしかない事を強調した上で書いてみます。
ハスクを買ったジムカーナ選手がやるべき事。
1 ハンドガードをつけましょう。
モタードは滅多なことでは壊れませんが、レバーが折れます。ハスクの場合は油圧のクラッチマスター、ブレーキマスターが壊れることもあるようです。各種あるので、まずはつけましょう。
私はサイクラです。
2 タイヤを代えましょう。
ノービスすら9割がプロダクションレースタイヤを履いているのがジムカーナの現状です。
この状況には賛否ありますし、私も全面的に肯定するわけじゃないです。
しかしハスクのような極端なバイクを持ち込む時点で覚悟完了していると思います。
シードは自分で考えれると思うので、ここを読んで決めるレベルであれば、
F:ダンロップ アンビートン01RS 120サイズ (空気庄:温間1.75kg)
R:ピレリ ディアブロスーパーコルサSC1 150サイズ (空気圧:温間1.65kg)
を選びましょう。
あまり考えにくいですがトランポがなく自走の初心者な方は
R:ダンロップ アンビートン02RS 150サイズ
でも良いです。
しかしタイムを追えばピレリに替える羽目になるでしょう。
ちなみに上位勢の極一部はリアに160サイズを履いています。
これは「150じゃアクセル開けても滑って滑ってしょうがないぜ!」という位アクセルを開けている極一部の選手にのみ恩恵があります。普通は切り返しの楽な150の方が速いでしょう。
ていうか160の方が速い人はここ見て決めないだろう。
3 ギア比を代えましょう。
DRZはノーマルのギア比で戦えますが、SM450Rは無理です。
より高回転型で低速でのドン付きもエンストも多いのにロングですから。
手っ取り早いのは、Fスプロケを15→13にします。
このギア比を試して、あとは微調整してみてください。
ここまでで最低C2、できればC1まで上がって欲しいと思います。
4 バネを代えましょう。
ここからはジムカーナの走りがそれなりに分かっていて、かつノーマルの性能を使えた上でのカスタムです。ノービスのうち、少なくともC2直前で何をしてでも昇格したいというレベルまではノーマルがオススメです。
モタードの足は本来ジャンプしたり、土の上も走れるように出来ています。
ストロークは長く、レートは低いのです。
ジムカーナは完全なオン競技なので、長いストロークを待ったり、姿勢が変化しすぎる事が不利になる場面が多いです。
そこでバネ変更。好みが大きいですが、私は思いっきりハード&ショートに降っています。
サス屋さんでバネを変えてレートアップ、ストロークカットしましょう。
F:ストロークマイナス50mm、レート0.6~0.7位。
R:バネ長マイナス15~20mm、レート6~7位。
ちなみにレートを上げてストロークそのままの選手も入れば、ここまで固めない選手もいます。
ここまでC1入賞に絡めるはず。
ここからは趣味のバイクで何を修行しているのかわからなくなってくる領域かもしれません。
5 スリッパークラッチ入れましょう。
進入が楽になるかもしれません。
6 排気代えましょう。
理想はハスク純正扱いのアロー30万ですが、ノーマルの触媒を抜くだけでもかなりマシになるそうです。
7 キャストホイール入れましょう。
バネを固めると、ホイールの剛性も気になってくるかもしれません。
8 パワーコマンダー入れましょう。
燃調をうまく弄られれば・・・
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