ハスクバーナでジムカーナ!

モトジムカーナに参戦しています。
10年度最終戦でB級昇格を決めたDR-Z400SMからハスクバーナSM450Rに乗換てA級を狙っています。

マシンを改造したりセッティングしたり、乗り方を工夫したりする話。
大会でのリザルトと動画が話題の中心です。
モトジムカーナ全般の話もします。

想定する主な読者はハスクSM450Rやモトジムカーナに興味がある方、すでに参戦を始めているジムカーナ選手です。

関東だけでも7台以上、全国合わせれば二桁にまで増えてきたジムカーナ仕様のハスクですが、ジムカーナDRZの元祖のHPのような情報が未だにありません。
これからハスクに乗り換えてみようと思う方やセッティングなどで悩んでいる方と情報共有していける内容になればと思います。

2012年6月18日月曜日

12 JAGE CUP Rd.1


総合119名中23位
Bクラス9名中5位
トップタイム比108.94%



どんどんタイム比が落ちていますね。
昨年11月の105%台までは伸びていたのに。

参加者の少ないJAGE杯なので入賞できました。
下のクラスでも順位は変わらなかったという状態ですが。

最近何が悪いのかわからなくなってきました。
練習用の規定コースでは悪くないタイムなんですが、本番でまったくだめ。
練習でのバンクは深まってきているんですが、タイムが出ない。

DRZの頃は、見た目が遅いのにタイムが良いと言われ続けていましたが、最近は速そうに見えるのに遅いようです。
つまりは無駄に加減速させてしまっているんだと思いますが・・・

最近カメラを買ったので、そっちで遊んでました。
ハスクカッコイイです。

 受付してコース図をもらって必死に覚えます。
早く受付してもコース開放までは待機なので、歩く時間が増えるわけではないのです。
 戦いでの向う傷は勲章。ZRXを起こせる女性って時点でまともではない。
悔しく思えるほど頑張ってきたのです。

モトジムカーナでのポストNSR

二輪ジムカーナでNSR250Rが強い事は結構有名のようです。ウィキペデアにすら記載があるほどに。
とはいえ二輪ジムカーナ自体マイナー競技なのですが。

NSR250Rは1986年デビュー、数度のモデルチェンジを経て97年が最終年式。
当時のGPレプリカであり、サーキット、峠で最速を誇った名機です。

しかし今となっては過去の名車。思い出の中の高性能マシンという扱いが一般的です。
主なレースのカテゴリは4ストロークへ移行し、サーキットでも600以上のマシンがメインに移りました。
走行会レベルでも、いかに高出力の2ストロークとはいえ250です。
カタログ45馬力、チューンして70馬力強では、600クラスの120馬力、リッタークラスの180馬力と国際格式コースで戦うのは無理。
ミニサーキットなどではまだ行けるもののモータースポーツに限ってもその生息エリアは狭まっています。

そんなNSR250Rが今現在もバリバリのトップマシンであるのがジムカーナです。
生産中止から15年経ったマシンがトップと言う他のカテゴリではありえない状態が既に長いのです。

しかもジムカーナA級のトップ勢の駆るNSRは最終のMC28ではなくMC21。90~92年式のマシンです。
現時点ですでの20年落ち。毎年新車乗換えが当たり前のモトクロス選手が聞いたら呆れる事請け合い。

NSRがチャンピオンマシンになって18年以上。その間4ストロークでNSRを打ち負かす選手もいました。しかし2000年以降の12年間ですら、チャンピオンは全員NSRです。

最高でも100km/h程度、平均速度は30km/h位と思われるジムカーナでは出力より軽さ、扱い安さ、小ささがタイムに繋がります。ここでは2ストロークエンジンの優位は大きく、絶対出力があっても重く、大きい4ストでこれを上回るのは難しいのです。

技術の進歩により市販されるバイクの性能はどんどん上がっていますが、2ストロークエンジンの小型、軽量、高出力のメリットは、排ガス、音量規制によってもはや新車に期待する事ができません。
NSR以上の2ストSSマシンの開発がされない以上、別のアプローチをするしかないのです。

もちろん難しい事を考えずにNSRに乗るというのも競技者としては正しい選択です。
しかし私が参戦してからの6年間ですら、NSRを超えるための工夫が様々なマシン、乗り手によって試行錯誤された6年と言えます。
NSR以外に乗る選手のほとんどが「いい加減にNSRを引きずり下ろしたい」「レギュレーションで2ストが消えてNSRに勝てずに終わるのではなく、NSRに勝って超えていきたい」と思っています。

ここ数年は単レースではCBR600RR、CRF450X、ハスクSM450RがNSRに勝っています。
また比較的NSR離れが早く進んでいる関東では、NSRでのA級昇格は06シーズンを最後にしています。
そして昨年行われたJAGE杯ではA級を狙うB級の入賞マシンにNSRはいませんでした。

1位 WR450F モタード仕様
2位 NSR80改 モンスターミニ仕様(CRF用250エンジン積替)
3位 DRZ400SM
4位 SXV450
5位 CBR600RR
6位 SM450R

07年位まではポストNSRの最右翼だった600SSはNSR以上に退潮著しいです。
NSRを2ストエンジンを超えられるマシンは4ストシングル。
NSRに打ち勝って新しいジムカーナを目指すB級勢の答えのようです。

12ダンロップCUP Rd.2

またしてもがっかり。


総合172名中31位
Bクラス15名中9位
トップタイム比107.67%


30秒のあたりの侵入でリアが滑って失速。
その直後の連続270は決まったり外したり。
奥の定常円もバンクも浅ければ速度も乗らず。

今回の目玉の目玉セクション×3は、無難になってしまって旋回速度がなくなってしまった。
全体に無難で攻められていないですね。

例年より1ヶ月早い4月開催の二戦でしたが、早くもブログタイトルのA級昇格がなくなる一日でした。