ハスクバーナでジムカーナ!

モトジムカーナに参戦しています。
10年度最終戦でB級昇格を決めたDR-Z400SMからハスクバーナSM450Rに乗換てA級を狙っています。

マシンを改造したりセッティングしたり、乗り方を工夫したりする話。
大会でのリザルトと動画が話題の中心です。
モトジムカーナ全般の話もします。

想定する主な読者はハスクSM450Rやモトジムカーナに興味がある方、すでに参戦を始めているジムカーナ選手です。

関東だけでも7台以上、全国合わせれば二桁にまで増えてきたジムカーナ仕様のハスクですが、ジムカーナDRZの元祖のHPのような情報が未だにありません。
これからハスクに乗り換えてみようと思う方やセッティングなどで悩んでいる方と情報共有していける内容になればと思います。

2013年7月6日土曜日

モトジムカーナにおけるチーム その3

このネタはUP直後の閲覧数と実際のジムカーナ関係者からの反応は非常に多いんですが、非業界人にはまったく受けていないらしく、結果的に日本のモトジムカーナ関係者って500人いるかどうか位だよねって噂が自分の中で肯定されつつあります。

という訳で300人程度の読者のうち、さらに切実にチームについて知りたい人なんて10人いるかどうかだと思いますが、終わらせておきます。


ずばりチームに入るべき時期はC2前後です。

120%前後でC2昇格が射程距離に入った頃から、C2昇格直後がベスト。
あまり早いとこの業界の習慣、人間関係、各チームの特色がわからない事はすでに書きました。

後ろ側を区切ったのは、C2でどれだけ足止めされるかにもよりますが、C2を1年以内に駆け抜けられる選手でもC1になった直後位までにチーム入りしないと、その選手は「あの人はフリーでやっていく人」として周囲に認知されます。つまり声がかからなくなるし、かけづらくなる。

またチーム入りによるメリットの友人作り、利得としての人脈作り、練習場所の確保などもジムカーナを2年以上もやってC1にもなっているのであれば、今更チームに入らずとも一定の成果が出ているはずです。
逆説的に言えば、これらのメリットをまったくもたずに楽しくジムる事も、C1以上のレベルに達する事も例外的な能力が必要になります。
運動神経の良いボッチ的なレアさ。


さて以前書きそびれたなぁと思っているチームの選択ポイントがあります。
それは定番ですが人。

これは2つに分かれます。
露悪趣味的な書き方をする方と、友情ネタがあり大事な友人云々はすでに書いたのでパス。

社会人ならわかると思いますが、自分にとって得になる友人が多い生き方は非常に捗ります。
ジムカーナで有利な友人とは何か?

一番の選択基準は「速い」です。
何ども繰り返しますがジムカーナは純然たる競技なので、速い事はそれだけで敬意の対象です。
結果として速い人の傍にいれば利得のおこぼれに預かりやすい。

また自分より経験がなく、遅い人に教えを請う選手はいません。
速い選手がいるチームは、その選手に引っ張られて速くなっていく傾向が強いです。

ノービス同士で和気あいあいと試行錯誤しながら練習したりセッティングするも楽しいでしょう。
しかし手っ取り早くA級選手にセッティングしてもらって、走らせ方を教わる手もあります。
また速い選手というのは、何よりも速くなるための方法論を持っています。
練習方法、メンタルも含めた速いだけの何かを持っています。

何でも自力でやろうとして車輪の再発明を繰り返すよりも、優秀な教師につくのが上達の王道。

ジムカーナで上達したい、一刻も早くタイムを出したい、と思う選手はより速い選手がより多く所属しているチームを狙うと良いと思います。

もちろんここまでは一般論で、チームカラーや教え好きが多い少ないなど個別の選択基準もあります。
が、しかし!これは強調しておきたいんですが、ジムカーナに限らないと思いますが、教えたがりは多くいます。しかし中途半端な技量の教えたがりほど邪魔なものはないのです。

どこまでが中途半端かは難しいところですが、初心者にとっては上級者に見えるC2あたりだと見当違いな事を言っている事もかなりあります。
ある程度のレベルになると、下のクラスの話を聞いて「なるほど、そう思うのか」と参考になったりもしますが、情報の取捨選択ができない初心者には勧めません。
私ならC1入賞レベル以上で面倒見が良い選手に教わりたいかな・・・


そろそろこのネタの最終誘導に入ります。

私の所属するハンターは、現在ダンロップ杯総合優勝経験者を含めて現役A級3名、現役B級2名、C1以下合わせて15名位が参戦中です。

A級だけでも600マルチ、モタード、モンスターミニと多様です。
その他VTR、NSRなどの定番マシンが揃っています。

特に代表http://star.ap.teacup.com/tabibito/はCBR600RR、トライアンフストリートトリプルとジムカーナ界に新規マシンをローンチ投入しており、そのマシン作成能力、セッティング能力は業界でも屈指です。

新規チーム加入者がどんなマシンに乗っていても、ハンターで教えれられない、セッティングできないと言うような車種はないと思います。

また多くのチームと比べてハンターは教えたがり傾向が強いようです。
私も着座位置から教えられた記憶があります。
前後姿勢、ダンピングなども具体的に変えてもらってりもしました。

この辺は好みもあって「練習場所はあげる。上の走りを見て自分で考えて。具体的には何も教えない」というチームもあります。



チーム練があり多様な車種のA級を3名抱えて懇切丁寧な指導付きのハンターは、やる気のある方をいつでもお待ちしております。









チームカラーについては具体的な他チームの事には立ち入れませんので、ハンターについてだけ書いておくと・・・

優勝劣敗。
大会後、練習会後の食事ではタイムが悪いとボコスコ言われます。タイムが良いと言いたい放題言えます。他チームでは「タイムの話題はまったくしない。恐れ多い」という例もあるようなので、この雰囲気がダメな方は心をへし折られるか「なんて失礼な連中か!」と切れてしまうかもしれません。
競技歴や年齢的なものもないとは言いませんが、基本ヒエラルキーはクラス、リザルト、タイムです。もちろん上にモノが言えないような雰囲気ではまったくありませんのでそこはご安心。

勝利至上主義。
上記したように勝っていれば良いんですが、タイムが悪い時に全力を尽くしていないとよく思わない。この全力を尽くす、が「勝てるマシンの乗り換えないのはやる気がない」「セッティングを試さないのはやる気がない」など結構キツイものも含まれます。
もちろん金銭的なものや仕事や家庭で練習に集中しきれない事は一定の理解があるのですが、車種やセッティングへの個人的なコダワリは、相当な程度にディスられる覚悟が必要です。
一番ありがちなのが「俺はこのマシンで●級に上がるんだ!」です。
この類のコダワリはほぼ全否定されるので、跳ね返すリザルトかメンタルが必須です。別に強制的に乗り換えさせるとか、乗り換えないと脱退とかはまったくありませんが「勝つ気がないの?」と言われるのです。
マイナー車種でも「これは有利だと踏んだんだ。そこに掛ける」というパターンは受容的です。マイナー車種でも変わった乗り方でも「勝つために」やっている事は肯定的に受け止められます。

悪戯悪童主義。
表彰式での水かけに代表される小学生男子的な悪戯を愛好する風潮が強いです。バカを楽しむというか。
勝敗をかけての土下座バトルなどもよくやっていて、負けたら本当に土下座の上、レーシングブーツで頭をグリグリと踏まれたりします。
もちろん、次回踏み返すために全力を尽くすことになります。
硬いタイプだといじられて苦労するかもしれません。

合議主義。
チーム運営に関する事項はチーム員による合議で決まります。
会社の中堅層の年代が多いからか、各自が自分の意見を書いて議論が進み、決定されていきます。代表や古株が一方的に決める事はありません。
また個人が独断で何かをする事はほとんどなく、合議が求められるので話の進みが遅いかもしれません。

あまり書いても時間とともに実情は変わっていくので、この辺で。

ハンターに興味があれば、実際にチーム員と話をしていただくのが一番です。
お気軽に声掛けください。但し大会当日は避けたほうがいいかもしれません。
昇格がかかっていたりすると非常にピリピリしている事もありますので。