ハスクバーナでジムカーナ!

モトジムカーナに参戦しています。
10年度最終戦でB級昇格を決めたDR-Z400SMからハスクバーナSM450Rに乗換てA級を狙っています。

マシンを改造したりセッティングしたり、乗り方を工夫したりする話。
大会でのリザルトと動画が話題の中心です。
モトジムカーナ全般の話もします。

想定する主な読者はハスクSM450Rやモトジムカーナに興味がある方、すでに参戦を始めているジムカーナ選手です。

関東だけでも7台以上、全国合わせれば二桁にまで増えてきたジムカーナ仕様のハスクですが、ジムカーナDRZの元祖のHPのような情報が未だにありません。
これからハスクに乗り換えてみようと思う方やセッティングなどで悩んでいる方と情報共有していける内容になればと思います。

2013年5月24日金曜日

モトジムカーナにおけるチーム その2

前回の記事(http://husqvarnasm450rgymkhana.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html)で
「チーム毎に違う参加可能練習会、不可能練習会を調べろ。それもコッソリ」
と書いたんですが、先の理由の回答から。

答え:堂々と訊くと感じ悪いから。

チームは互助組織です。
お互いに助け合い、一緒に練習し、一緒に上を目指し、一緒に苦労を共有する仲間です。
実利面で練習場所を共有するという面を否定する選手はいませんが、建前じゃなく、本気でチームの仲間を特別な仲間として大事にする選手がほとんどです。

そんな中でこれからチームに入ろうという選手が、練習会という実利面だけを確認してくれば「この人と一緒にやりたい」とか「この人を育てよう」と思われなくなる可能性が高いのです。

例えると大学のサークル、いや就職活動が近いでしょうか。

就職先を決めるにあたって、給与水準、休日日数、福利厚生などの実利面をしっかり調べて比べる事はとても重要です。
しかしだからと言って面接やエントリーシートで「有休取れますか?夏休みは何日ですか?昇給ペースはどうですか?」とか「給与が高く福利厚生などの待遇面で得だと思うので志望します」とか「他社の条件と比較しています」と堂々とやれば、大概の場合は採用されません。

一緒に働きたい、と思われなくなるからです。

そこで大人の悪知恵を使わせる通過儀礼として「御社が第一志望です」と言わせるわけです。実際がどうであろうと、この程度の事がしれっと言えない方は少なくとも民間企業ではやっていけないのです。


さて前回は練習会への参加権によるチームのメリットを書きましたが、もうひとつのメリットである仲間について書きます。

ジムカーナ仲間は本質的には趣味の友人という関係でチーム内であろうと外であろうと仲良くすごせます。私にしてもチームが違ってもチーム員以上によく会うような仲が良い友人はいます。

しかしチームという枠がある事で、チーム員に対してはチーム員であるというだけで協力しますし、協力を求められます。

例えば下のクラスの選手への指導。
ナントカ練習会の講師のような特別な場面は別として、ノービス選手に丁寧に指導するという事はよほど請われないとしません。
一言程度のワンポイントアドバイスはしますが、継続して指導し続けられる予定がないので、その場その場のアドバイスしかできません。
車体のセッティングなんかも簡単に思ったことは言えても、その後の責任を取れないので「こんなのも試してみたら」位しか言えません。

チーム員だと違います。
自分がほとんど面識がなく、他のメンバーの紹介で入った選手であってもチーム員にはかなり踏み込んだアドバイスをします。
継続して状況を見れるし適宜アドバイスできるから、セッティングや乗り方でも踏み込んだことが言いやすいのです。

他にも車体の改造なども仲が良い友人同士で助け合うのは一般的ですが、チーム員同士の助け合いも一般的です。
社交的で色々な人と仲良くなれて頼み事も頼まれ事も気安くできるよ、な人は問題ないのですが、社交性やコミュ力に自信がない場合は、同じチーム員であるというだけで助け合える仲間を持てます。

このような直接的な実利面以外にも、一緒に練習するからこそのライバルや友人を持てます。
同じ趣味をもって、さらに一緒に同じ目標に向かって助け合う仲間となれば、その連帯感は非常に強く心地よいものです。
練習会や大会後の食事、適宜行われるチームの飲み会などではいつ果てるともしれない無駄話が続きます。

ジムカーナは競技ですが、所詮は素人の趣味、遊びなので楽しむ事が第一です。
必死に練習して夜も眠れなくなるほど緊張してギリギリの勝負をするのも楽しみですし、このような経験を共有した仲間と過ごす時間も貴重な楽しみです。

チームへの加入は仲間ができるという面で有効なのです。
もちろんこれらは社交性が高い選手にとっては全て独力で可能な事ですが、大会後の食事などもチーム単位で行われる事が多いし、チーム単位での飲み会もあるので、そこに混ざる事は可能にしても主流とは言いにくいと思います。




さて、ここまで書いて我ながらエライ綺麗事書いてるなぁと感じますが、全て本音です。そして読み取ろうと思えば読み取れるデメリットも書かれています。
が、そんな行間を読まなくても理解できるようにデメリット編行きます。


チーム加入のメリット(の一つ)は上記の通り仲間との人間関係です。
そう、人間関係。会社で最も揉める原因になるアレです。

多くのチームは上記のように非常に濃い人間関係で成り立ちます。
例外的に内部交流がほとんどない名義的なチームがないわけでもないみたいですが。

そんな状況だと上手くいっている時には最高の仲間も、一歩間違えれば不倶戴天の敵です。
ちょっとした事からそいつのメットを見るのもイヤだ、位の仲になる事もあります。

そしてチーム内部は狭く、チームからの脱退は容易ではありません(後述)
ドロドロに人間関係に嫌気がさしてジムカーナ自体を辞めてしまうという事もありえます。

具体例を書くまでもないような話ですが、当事者になると実利面も居場所の面でも大変です。

チーム脱退の難しさもあって、アイツが嫌だから辞める!と簡単に言えないのです。

さて、何故脱退が難しいのか。
より正確に書けば脱退は簡単だけど、失うものが大きいので辞める事を躊躇するのです。

チームに入って得たメリットの練習会や仲間を失うのはわかり易いと思います。
そこで「じゃあ他のチームに入り直せばいい」と考えるかと思いますが、これが大変。

一度あるチームに入ると色がつきます。例え辞めたとしても。
私がハンターを辞めたとしても「元ハンター」という扱いになり、最初からチームに入っていない選手とは違うのです。

さて前回チームはチーム間の互助組織でもある、と書きました。
ここでクイズです。

ハンター代表の旅人(http://star.ap.teacup.com/tabibito/)と大喧嘩した私がチームを脱退しました。
そしてあなたのチーム水銀燈に入れて欲しいと言ったとします。
あなたが水銀燈の代表だとしてどうしますか?

実際、困るのは水銀燈さんです。
チーム同士の関係が良いからこそ一緒に練習しているわけで、ハンターと大喧嘩して脱退した私を水銀灯に加入させたとして、私を水銀燈名義でハンター練に参加させられますか?

無理とは言いませんが、余計なとばっちりは勘弁して欲しいと思うのが人情です。

チーム間の移籍というのは過去にも極稀に行われています。
それには辞めるチーム、新しく入るチームそれぞれに納得してもらい、双方の顔を立てる必要が生じます。
このため既にチームに入っている選手を引き抜くなどはまず行われません。

これは新人勧誘でも同じで、正式加入はしていなくても、チームの集まり(練習会や食事)に参加していると、すでにその人はお手つきされていると見なして、他のチームから声をかけにくくなります。

またチームによっては上記のような古風な面を色濃く残している所もあれば、チームの掛け持ちすらOKという豪快なチームもあります。
「うちの名義で練習会出れるよ。チームの縛りもないよ」というチームもあります。

そう言うチームなら気軽に入れる、かと言うとこれも難しい。
何故なら一方のチームが掛け持ち可と言っていても、他のチームが掛け持ち不可であり「あの人は○○所属」と認識する以上、事実上掛け持ちできないのです。

練習会に出るためのチームにしても同じで、名義だろうとそのチーム名を使って行動した時点でそのチーム員として周囲に認識されます。
本人がいくらチーム員のつもりがないと主張しても、チームの名前を使う以上はそう取られるわけです。

このようなしがらみの数々は古風で無駄に思えるかもしれませんが、これらのおかげで表立った揉め事がないとも取れます。
揉めない様にお互いが工夫した結果が暗黙の了解の数々なわけです。



このような事情があって一度チームに入ると、その後のジムカーナライフに非可逆的な影響を残すので、ジムカーナの事情に疎いノービスのうちは特定のチームに入らず周りをよく観察する事を勧める選手も多いのです。



まぁ、実態の一部を強調しておどろおどろしく書いていますけど。
しかし個人レベルでチーム内で上手くいかずに揉めてしまった話は結構聞きます。

これにはチームのカラーと言うものが影響します。


さて次回、最終回。
それでもチームに入りたい方へ。チームの選び方、加入方法を解説します。
多分。

2013年5月21日火曜日

カーボンヘルメット その2

前回(http://husqvarnasm450rgymkhana.blogspot.jp/2013/05/rx-7-rc.html)の続き

>という訳で、練習用メットは別に用意します。
>AB3の限定カーボンモデルを買いに行ったら売り切れだったので多分Z6。
>RCはツーリング用に格上げ。

と書いたんですが、ダンロップ杯Rd2でボロ負けした帰りに桶川ナップスに寄ったらあった。
敗戦の苛々を物欲で解消。

という訳で、さっそく測ってみました。
OGK カブト エアロブレード3R(http://www.ogkkabuto.co.jp/about/topics/2013/05/post-121.html
付属品の顎ネットはつけてない。サイズはM。

1234gは軽いですね。さすがに。

通常版のエアロブレード3のカラーリングモデルが定価35700円なのに対して限定版カーボンモデルが54600円。
例によって通常版はネットで買えば2.6万な事を思えば2.8万高でほぼ倍のお値段です。

ちなみにAB3通常モデルのLサイズを使う友人の計測。
名称:OGK AB3 リネア(グラフィックモデル) 
サイズ:L 
重量:1395g 
備考:頬パッドを厚い物に変更

サイズが違う上にパッドを変えているとはいえ161gも大幅軽量です。

ここまでを並べるとこちら。

  1. AB3R(1234)
  2. RX-7RC(1361)
  3. AB3(1395)但しLサイズ
  4. Z6(1405)
  5. RX-7RR5(1529)
  6. クアンタムJ(1594)
  7. X12(1661)
AB3通常モデルMサイズを是非とも測りたいですね。
RX7-RCより重いほうが心情的にはうれしい。

それにしてもAB3Rはウェットカーボン製とはいえアライやショウエイのトップモデル(RR5、X12)同等の価格でこの軽さは素晴らしい。
RX7-RCのドライカーボンは製法が完全に違うのでコストも値段も話になりませんが、AB3Rは一般ライダーの選択肢に入ってくるんじゃないかと思いました。

また使ってみたらインプレします。

2013年5月19日日曜日

モトジムカーナでのチームについて その1

最近私の所属するジムカーナチーム「ハンター」に元気の良い新人が欲しいな~と思っているんですが、ジムカーナのチームって外部からは伺い知れないものがあります。
そこで、ジムカーナチームについて書いていきます。

特に関東のジムカーナ大会は、揃いのチームジャージを来た選手が大勢います。
部外者や初心者はもちろん、シードに上がるくらいになっても、ジムカーナ界でのチームの位置付けがわからない、という方は多いのではないかと思います。

私にしても知らない事は多いのです。
ジムカーナ始めて8年も経つのに。

理由は簡単。
ジムカーナでのチームの位置付けや各チームの内情というのはほとんど表に出ない情報で、長くジムカーナをやっていても、自分のチームや特に仲の良い他チームの友人でもいない限り明確な事はわからないのです。

そうは言っても知っている事もあるし、知らないために後悔する羽目に陥った選手もいるので、有力チームの方々からお叱りを受けないだろう範囲で解説を試みます。

さて、まずチームとは何ぞや?です。
ロードレースなどでは、実際に走るライダーの他にメカニックやトランポ1台では積みきれない装備を持ってきてもらうなど多数の要員が必要です。
必然的にチーム的なものができます。(既存のチームに入るにしろ、仲間を募るにしろ、一人で出来ない所がロードレースの敷居の高さの一つだと思います)

ジムカーナは経費節約でトランポ相乗りをする選手は多いものの、一人で出来ない事はありません。例外として保護者に運んでもらっている免許を持っていない16才未満の選手がいる位でしょうか。

ではジムカーナで何故チームがあるか、ひとつは「特に理由はないけど仲のいい友人同士でチームを作った」です。
かなり良くある例で、ジムカーナで重要な身近なライバルと競い合う環境を得られます。

そして重要なもう一つが「練習場所、練習環境を確保する」です。

ジムカーナは追い抜きが出来ない上、回転、8の字などコースを折り返すセクションが多いので、1~4人位しか同時に走行できません。
またシード選手が練習するようなコースは、ジムカーナまたはライディングスクールなどでハンドルロックで(ストッパーにハンドルを押し付けて)旋回できる程度の技量がないとそもそも走れません。
サーキットのような大規模設備が必要ない反面、誰でも参加できる形態で大人数が練習するのが難しいのです。

かと言って一人でコースを作って一人で走るのも非常に効率が悪いです。
一人であっても最低限の広さが必要ですし、30本位のパイロンも光電管も必要です。
倒したパイロンを毎回自分で直すのも大変です。

裏を返せば、ジムカーナスキルが一定以上に高い選手が集まると、パイロン等も持ち寄ることで一人の負担が減るし、練習場所も有効活用できます。

練習場所もいわゆるコソ練(半非合法または真っ黒)な場所を使う場合は、誰彼構わず呼ぶわけにも行きません。人が集まるとすぐに使えなくなります。
合法的にお金を払って借りる場所なら何人かで割らないとお金がもちませんが、人数が多すぎても、スキルが揃わない場合(はっきり書けばペースの合わない遅い人が来てしまう場合)もうまく行きません。

そこでジムカーナ仲間でまとまって一緒に練習場所を確保し、機材を持ち寄り、マーシャルを分担する事で練習環境が非常に良くなります。特に有料練習会場を借りる場合は必須といえます。

こんな事情があって、一緒に練習する仲間の確保はジムカーナライフの一大事なわけです。ここにチームの発生原因があります。

ちなみに一人で会場を借りて練習会を主催し、参加者を募るパターンもありますが、これはここ数年の話で、以前はなかなかありませんでした。


という訳で、ジムカーナのチームの大元の意味合いには
一緒に練習する=同じ練習場所を共有するに≒それ以外の人を排除して練習する
があるわけです。


今はSNS(ちなみに世間でオワコン筆頭のmixiがジム屋のライフライン)など選手同士のコミュニケーションも盛んでチーム間で仲が悪いとかはありません。少なくとも私の知る限りは表立って犬猿の仲のチームと言うのはありません。

しかし大元の部分が完全に消えたわけではないのです。

ジムカーナのチームは各チームの練習会を持っている事が多いです。
チーム練はチーム毎にまったく別の特徴があり、完全にチーム員しか参加できないものから、チームが主催するだけで誰でも参加できるもの、主催チームが任意に選んだ人まで参加できるものなど一概には言えません。

しかしチームに入っていないと参加できない練習会がある。
これはいまでもチームに所属する最大のメリットです。

例えば私の所属するハンターにもハンター練習会があります。
有料で会場を借りて練習するわけですが、誰でも参加できるわけではありません。

初心者が来ても通過できないようなコースを作るという点もありますが、かりにコースを完走できたとしても、極端にペースの遅い人がいると全体の練習効率が一気に落ちてしまいます。
練習会のルールや役割分担を逐一教えるのも大変です。

参加できるのはチーム員だけ、と言えるほどの大チームなら良いのですが、チーム員だけでは会場費やマーシャル要員が回りません。
そこでいくつか条件をつけています。

まずはシード選手以外は門前払い。
厳しいようですが、練習レベルがあまりに違うとお互いが不幸になります。

続いてハンターと仲が良い選手。
単純に練習仲間として参加しますし、ハンターメンバーと個別に仲がよければ練習中に何か問題があっても直接話がしやすいメリットがあります。

最後に今回の話で重要になるんですが、ハンターと仲の良いチームに所属する選手。
この条件が結構重要で、チームとして招待する形をとるので、練習会のルールなどを我々が教える必要はありません。

例えばハンターと仲の良いチーム水銀燈さんに所属する選手が初めてハンター練にきた場合、「ハンター練のルールなどは水銀燈さんの中で共有、指導しておいてください」で済みます。

またマーシャル作業などをサボるなど、練習会運営に協力的でない場合はその選手と揉める必要はありません。
「水銀燈さんだから参加して頂いているんですが、ちゃんと指導していただけますか?」でいいわけです。
これで解決しない場合は、チームまるごと今後の付き合いを変える事になります。

そうなるとハンター練に参加する水銀燈チーム員全てに影響がでます。
これを避けようと思えば、きっちり指導するか、そもそも指導が効かないような選手をハンター練に出さないとなります。

逆に言えば、ハンター練に出ているチームに所属すれば、個人的にハンターと仲が良くなくてもチームの看板でハンター練に参加できます。

またハンターはハンターで、別のチーム合同練習会に参加しています。
これも参加可能なチームに所属していれば誰でも参加できる反面、チームに所属していなければ参加できません。

つまりハンターのメンバーは、自分のチーム練習会とチーム合同練習会に参加できます。
チームは内部での互助組織であり、チーム間での互助組織でもあるわけです。


他のチームも同じで、チーム毎に「うちの所属メンバーは、A練習会とB練習会に出れるが、C練習会には出れない」という状況があります。
またチームによってはさらに厳しく「練習はチーム内でのみ行い、他の練習会への参加やチーム外の選手との練習不可」な所もありました。今でもその伝統が生きているのかはわかりませんが。


もちろんチームのしがらみが面倒くさい、と思う選手も実際にかなりの人数います。
しかし、しがらみなしで個人でやる場合は、チームの看板という信用を使えないわけで、「私は練習会に参加するにふさわしい技術があり、運営に協力できてルールを守れる良い参加者ですよ」という事を、各練習会毎に関係者にわかってもらう必要があります。

クローズな練習会なので主催者とそもそも接点がない状態から知り合って関係を築いて信頼されて練習会に参加できるようになる、という手間暇かかりそうな事を個別に進めるのとチームのしがらみ、どちらが煩わしいかは人によるでしょうけど、実態としてメリットがあるからチームがあるという部分を無視するのも勿体ない話です。


こんな感じでジムカーナチームを考える時に、実利面で重要になるのがここまでに書いた練習会に参加できるメリットです。
今後チームに入りたい、またはチームに誘われた、という方はそのチームに入るとどの練習会に参加できて、どの練習会に参加できなくなるかを調べるべきです。

それもコッソリ。

次回、なぜコッソリなのか。
チーム所属のメリット、デメリットを人間関係やらチームに入れる時期などから書いてみます。
他のチームの人に怒られなければ。

2013年5月9日木曜日

RX-7 RC その後 ヘルメットの重さを測り比べた。

全力で自慢したRX-7RCですが、私には過ぎた代物だったようです。

某所で
「こんなもん練習用ですよ!軽いからいっぱい走る練習に向いてますよ」
と25万2千円を軽く扱うセレブなジム屋を気取ってみました。

そして走り始めてしばらくすると・・・
ズルっと回転ゴケ。いつもの何の事はない転倒です。


しかし、いざ転ぶと私はメットが接地しないように必死に首をひねって受身をとったのです。
いざという時に分かる本音。
デカイ口を叩きましたが、やはりこのメットを気軽に傷つける度胸はないようです。

頭を打つような転倒は滅多にないとはいえ、転んだ際に頭を接地させないために首筋をつりそうになるのでは本末転倒も甚だしい。

という訳で、練習用メットは別に用意します。
AB3の限定カーボンモデルを買いに行ったら売り切れだったので多分Z6。
RCはツーリング用に格上げ。


さて2chバイク板でこんな対応があったわけです。

以下コピペ

72 :774RR:2013/05/04(土) 10:20:32.56 ID:CIksgHNu
RX7RC買ってツーリングしたのでインプレ。
今まで使ってきたフルフェはRR4、X11。
現在使用中がZ6、X12。
Z6の代替で軽くて楽なメットを探してZ6、AB3と悩んだ。
おそらくコスパは最悪だか金は無視して一番楽そうなのを選んだ。

良い所:軽い。友人のAB3と比べてもZ6と比べても軽い。特に頭頂部が軽く感じる。
高速で風に振られても慣性が少ないからか楽。首振りしても楽。
Z6と比べると軽さで勝つ上、RR5ベースなので高速安定性も上。
SAや道の駅で注目の的。
500km位走ったけど首、肩の疲労感が非常に少ない。
頭の上に250のペットボトル付けるか、外すかと思えば当然かもしれない。


悪い所:高すぎ。
バイザーの無断調整は嫌い、取り付け取り外しもZ6の圧勝。
バイザー動かすとキシキシ言うのでオイル塗り直した。
大きさがZ6の圧勝。
エアロパーツ類が華奢で壊れそう(かつて壊した)。シンプルなZ6、X12の方が安心。
盗難が怖くてSAなどで置いておけない。
静粛性はZ6と同等かな。

どうも自分はアライ特有の部分が嫌いみたいなので、Z6のドライカーボンモデルが出たら30万までは出すんだか。
ないものねだりはともかく現行品の中では一番良いと思う。
サーキットはもちろん、ツーリングみたい長い時間使う場合ほど軽さが効くと思う。
オススメ。ちなみに納期は1ヶ月だった。
73 :774RR:2013/05/04(土) 10:54:52.12 ID:az+w6h0w
>>72
RX7RCは約1450gでZ-6とほぼ同じ、AB3は約1350gなんで軽くはない。
友人が持ってるなら、量り比べてみるといい。
74 :774RR:2013/05/04(土) 11:00:18.61 ID:O3LdRmo9
1450gは、全然軽くないよね。アライだからバランスがいいんだろうけど。
75 :774RR:2013/05/04(土) 11:23:41.39 ID:CIksgHNu
>>73
マジで!使った感じとしては軽いんだが。
天秤買って比べてみるわ。 


という訳で測ってみました。わざわざ天秤買ってまで。
なんというか、ジムカーナでも「速く感じる」と「タイムが良い」は結構別モノなので、メットも「軽く感じる」と「計測して軽い」が別物って事は大いにありそうだと思ったわけです。

一応技術職でISO17025っぽい事を書けば、測定回数は1回。
使用機器はこちら。
2kgまでの誤差5gとなっているけど、
誤差ってなんじゃ!測定の不確かさだろうが!
とか
JCSS校正取って国際標準に紐づいているんだろうな!
とか言われても対応しません。

さて本題。RX-7RC。1361g。


 やはり2chは信用ならないな。いや個体差とか測定誤差とかあるし、そもそもサイズ書いてないから故意の嘘とまでは言い切らないけど。
しかし1450と1361じゃエライ違いですよ。

ちなみに今回測定したのはRR5以外全てMサイズ。友人に借りたRR5も多分M。

続いて今まで使ってきたZ6。付属品の顎部分のネットはつけてない。1405g。

またしても2ch情報より軽い。
付属品の差にしては大きいので、レス73が真実を書いているとすると、やはりサイズ違いなのだろうか。それにしても付属品なしZ6>RCな訳で、44g違えば体感もできるわけです。

続いて自分的大不評のX12。やはり顎のネットは付けてない。これで1661g。
これだけ重けりゃ不評も当然か。
帽体もデカすぎるしね。その分200km/h以上の空力特性が良いらしいけど・・・ま、憧れで買う分には良いのではないかと。

家族のクアンタムJ。1594g。
アライのフルフェの中では普及帯のはずが、かなりの重さです。

最後に友人に借りて測ったRX-7RR5。1529g。
軽すぎないか?っていうかクアンタムより軽いってどういう事?

AB3を計測できていないのが残念ですが良くてRCと同等。
多分RCの方が軽いんじゃないかと思ってます。
Mサイズをお持ちの方がいたら是非計測させてください。

まとめます。

  1. RX-7RC(1361)
  2. Z6(1405)
  3. RX-7RR5(1529)
  4. クアンタムJ(1594)
  5. X12(1661)
結構はっきり傾向が出たように思います。
良く言われる↓ですが、本当なんだなと思いました。

アライは全てのモデルに独自基準やスネル基準を当てはめるために、どれも重くなってモデルの特徴が出ない。ショウエイはモデル毎に明確な特徴を出すため、特化した作りになる。


しかし意外だったのはRR5の軽さですね。
X12と同じくトップレーシングモデルなので安全性はもちろん300km/hでのサーキットのストレートでの空力関係を考えるモデルです。
それがX12の130g落ち。何が違うんだろうな。


基本的に同じ作りのRR5とRCの差が168g。
ウェビックで見るとRR5の単色が4.5万。レプリカカラーが5万位です。
RCが単色とみて25.2万。レプリカカラーは27.3万。
RCは単色の方がむしろ目立つ位なので、差が小さくなるRR5レプリカとRC単色で比べると差額20万。
168g軽量化するのに20万です。

一番高い所にあるヘルメットが20万で168gも軽量化できるとなると、ボルト類を一本一万位かけてちまちまチタン化するより効果的な気がしてきました。
むしろ効果的だと思い込みたい。


なんだかんだ書いてますが、被った時の軽さも素晴らしく気に入っています。
勢い余ってレプリカカラーのコレ↓を追加で買っちゃいそうになるくらい。
http://www.arai.co.jp/jpn/rc/rc_dis_f.htm

オレンジっぽい所がツナギとチームユニフォーム。星条旗っぽい所がハスクのカラーリングにぴったり合いそうなんですよね。
27.3万しますけどね。

でもカッコ良いですよね?